看護師には、常にコミュニケーションスキルが求められます。看護師は医師と患者さんの橋渡しの役割があるため、両者の意見を聞かなければいけません。医師からの指示に正確かつ迅速に対応したり、患者さんとは信頼関係を構築したりすることが必要です。また、看護師同士の連携や、患者さんの家族へのケアも欠かせない仕事と言えます。元々コミュニケーションスキルがないという看護師でも、勤務し続けていれば自然と身についていくでしょう。
そうしたコミュニケーションスキルが求められる看護師の活躍の場は、病院だけではありません。コミュニケーションそのものを楽しみたい看護師におすすめのなが、介護施設です。患者さんの多くは高齢者が占めており、対応しない日はないでしょう。看護師は高齢者の対応に慣れていることも多いことから、介護施設でコミュニケーションスキルを十分に発揮できるのです。職場によっては、体調管理だけではなく、レクリエーションや外出などを利用者さんと楽しめます。
また、高齢者より子ども接する方が好きな場合は、保育園も良いでしょう。病院では健診や予防接種などで、多くの子どもと接する機会があります。病院というだけで泣き出す子どももいるため、看護師があやすことも珍しくありません。子どもをあやすには、子どもの気持ちに寄り添うことが大切であり、寄り添い方を知っているなら、保育園でも活躍できるでしょう。ちなみに、子どもは具合が悪くなったとしても、症状を詳細に伝えられないため、表情や行動から汲み取らなくてはいけません。